内部留保率て何でしょう

まず、「ないぶりゅうほ」とは何かについて理解しなければなりません。
とーりあえず「率」はタンス株と一緒に閉まっておきましょう(笑)

内部留保とはそのまんまの意味で取ればわかりやすいです、内部に留保しているお金という意味です。
もう少し詳しく説明すると、会社四季報【業績】に載っている当期純利益(税引後の利益)から、株主に支払う配当と役員へのほうしゅうを支払った分で、利益の中から最終的に会社に残ったお金のことですね。
内部留保=企業に残る(蓄える)お金と覚えておくと良いかもdesu。

あの著名な投資家ウォーレンバフェット氏は内部留保率重視の株式投資するようで、『会社は株主に配当せずに内部留保して企業にしっかり貯え、再投資した方が良い』と語っています。
ウォーレンバフェット曰く内部留保率計算式は以下になります。

内部留保率 = 1 - 配当性向 × 100 (%)

この辺りが株式投資家としても迷う所でしょう、配当性向が高ければその分企業としての成長性は望めない、内部留保率が高ければ会社は再投資によって大きくなると考えられますが、その分株主の配当金は減ってしまう。

難しい所ですが、この辺りもしっかりとツッこんで調べ上げ、内部留保した分をどういう目的で使用するのか?を見極める必要性があります。

内部留保と利益剰余金は違う

内部留保金と利益剰余金は同じであると言われることが多いですが、実は少し違います。

意味は非常によく似ているので間違われるのは無理もないですが、内部留保率ってなんですか?に書かれている内容は少し間違っているのでそれについて解説してみようと思います。(と言っても株式投資ベテランでないですが)

利益剰余金と言うのは利益を源泉とした会社に余ったお金のことです。
しかし、利益剰余金のほとんどは先行研究費、自社株買い、先行設備投資などに化けていることが多く、利益剰余金のほとんどが『カネ』ではない可能性があることを覚えておきましょう。
よって、内部留保金は利益剰余金の一部であり、同じ意味としては成り立ちません。

利益から配当金などを支払った分が内部留保金(ずっと蓄えているものも含めて)ですが、既にそれが使われて土地や財産などのモノに変化しており、内部に留保されているお金は減っていても、利益剰余金として会社四季報にそれらの価値を含んだ金額が掲載されていることに注意しましょう。

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